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◇雪道など走行が楽
◇製造販売を開始−−さいたまの「シェスコ」
自転車では難しいとされてきた「フルタイム2WD自転車」を東京理科大とロボット開発のベンチャー企業が技術開発し、さいたま市南区松本2、建設機械販売「シェスコ」(佐藤國彦社長)が製造販売を開始した。
前輪と後輪をシャフトでつないでギアを取り付けることで安定感が増し、悪路にも強い自転車となった。産学連携の開発事業で、シェスコは米国への輸出に向けて準備も進めている。
佐藤社長によると、販売のきっかけは、投資するベンチャー企業「日本ロボティクス」と同大が2年前に2WD自転車を共同開発したことだった。後輪の動力を前輪に伝え、ハンドルもぶれないようにした「駆動トルクキャンセル装置」を開発した。
佐藤さんは「自転車業界は技術的に成熟しきっており、後はいかにコストダウンできるかだった。そのなかで唯一、2WD自転車は技術的に完成されず現在まできていた」と背景を説明する。自転車本体は中国で生産するが、技術的に難しい精密機械のギアは国内生産する。自転車の重量約17キロのうち約3キロがギアの重さで、今後は軽量化が課題になるという。
全米輸出のきっかけは、昨年秋に東京ビッグサイトで開かれた自転車ショーだった。2WD自転車を出展したところ、米国メーカーが商談を持ち込んできた。佐藤さんは「2WD自転車の開発は米国でも進められていた。だが、失敗を繰り返しており、完成度の高い2WD自転車は需要があった」という。
2WD自転車は、こぎ始めの負担が少なく、雪やすべりやすい道でも走行が楽。また重い荷物をかごに載せてもハンドルがふらつかないなどのメリットがある。このため、雪国や農家の人などもターゲットに販売を広げる予定だ。
タイプはマウンテンバイクからシティタイプの3タイプで価格は12万〜21万円。問い合わせは電話048・865・3221シェスコまで。【小原綾子】
毎日新聞 2005年3月11日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saitama/news/20050311ddlk11020312000c.html
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